都会から地方への転職はメリットが多いですが、いくつかデメリットもあります。まず、地方は大都会ほど求人が多くないため、職探しが難航することがあります。希望する職種・条件での求人がないことも多く、転職を決断する前に仕事の目処をつけておくことが大切になります。

また、移住する場合、引越しが伴うため、物件探しや引っ越し準備などやらなければならないことがたくさんあります。住民票の移動や公共料金の解約、契約など色々な手続きも行わねばなりません。引っ越し費用も必要となり、生活を圧迫する可能性は大いにあります。移住はなかなかお金と労力がかかる行動であるため、本当にこのような労力をかけても地方に転職する必要性があるのか、冷静に考える必要があります。

そして、地方への転職のデメリットに、田舎暮らしが性に合わないリスクがあることも挙げられます。大都会では、コンビニやスーパーなど生活に必要な施設がたくさんあり、ランチやディナーを食べる場所にも事欠きません。しかし、地方になると、場所によっては最も近いスーパーが車で30分以上かかったり、休日に遊びに行く場所がなかったりすることもあります。都会の便利な暮らしに慣れている場合、そのような生活に馴染めないのは当然といえます。

加えて、田舎に行くほど人間関係が密になる傾向があるため、都会のドライな人間関係に慣れていると、人との関わりが煩わしく感じることもあるでしょう。こうした地方ならではの特色があるため、地方への転職は慎重に行う必要があります。